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阪神淡路大震災

もう15年もたつんですね。

大阪で育った私には、大阪の友人、神戸の友人がいます。

15年前は、すでに上京し東京の暮らしにもなれ
こちらの友人も増えていました。
仕事は・・・というと
初めての連載に失敗し、仕事の停滞期。
それでも、アシスタントと兼業でなんとか暮らしていた頃。
飛び込んできたニュースの映像。
戦災を受けたかのように神戸が燃えていました。

大阪と神戸の友人の安否を確認し
みんな無事で胸ををなでおろし
大学時代の教授が、倒壊した建物の下敷きとなって
お亡くなりになったと聞いたけれど
その教授のゼミをとった事はなくて、廊下でたまにすれ違う程度の
存在だったので、私にとっての阪神大震災は
「友達が、みんな無事でよかった」で終わっていたのです。

それから、3,4年たった頃。
デパ地下で関西からの出張販売を見ていた時
販売員のおじさんから
「店を失くしたから、移動販売してるんや」と話しかけられ
私は「大変ですね」と答えたのです。
その途端、おじさんは顔色を変え
「簡単に言わんといてほしい」と声を荒げました。

その時、私は
何も言えず、おじさんの気持ちが治まる事だけ考えて
「私も学生時代は、ずっと大阪で
 神戸の友人もいて、大学の教授にはひどい被害に遭われた方もいて」
と答えたのです。

おじさんは、表情を変えて
「そうなんや」と穏やかに言われたけど
彼から買った漬物を手に帰宅する私は
ひどく落ちていました。
自分にがっかりしていました。
自分に遠い教授の事を持ち出した事に、
教授の恐怖や無念さに、遠く想像も及ばなかったくせに
友達の恐怖感を深く考えた事もなかったくせに

おじさんの店を失くした喪失感を深く考えもせず
「大変でしたね」と言った事に

でも、今でも あのおじさんに
どう返答すればよかったのか分からない・・・。
経験した者と未経験の者。
それは、戦争のマンガを描く時にもぶつかる
超えられない壁です。
ただ、「友達が無事でよかった」から
一歩踏み込み、考えるきっかけをくれた
おじさんに感謝です。

おじさんが元気で
お店を再建されているといいな、と思います。

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コメント

Secret

No title

おじさんはただ『うん、うん』と聞いてほしかったのかなぁと思います。
店だけじゃなく家族や友達を亡くしてしまって、本当に苦労されたのかもしれないし、
『大変ですね』の一言を素直に受け取れないほどの傷を負っていたのかもしれません。

ただ、そんなことは知るよしもないから私も『大変ですね』と言葉をかけてしまうと思います。
怒られたらただただ謝るしかできないかも…。

私の旦那は大阪の枚方の出身で、小学生のとき被災したと聞きました。
幸い震源地から離れていたので部屋の中がぐちゃぐちゃになる程度で、家族も家も無事だったみたいですが、
子供心にも『もう死ぬ』と覚悟するほどの恐怖だったそうです。

昨日、神戸新聞社のテレビ番組を見て、私はただただ泣くことしかできませんでした。
友達も親戚もあの場所にいなかった私は15年経った今も、これからも、テレビでみたことだけでもいいから忘れないようにしっかり覚えておこうと思いました。

長々とすいませんでした。

こんにちは

言葉は難しいですね。
しよりさんは全くそんなつもりもなく、ただ自然に大変ですねと言葉が出ただけで、それは何も問題ないと思います。
受け止める方が感情的になってしまったのは、その時の心の在り方だったと思いますよ。
きっとその後、しよりさんと同じ様に、そのおじさんも「しまった」って思ってますよ。
そうやってそれぞれが学習して行くんだと思います。
大切なきっかけをくれた役割をしてくれたおじさんに「ありがとう」で全てOKだと思いますよ。
大丈夫。

ちかどんさんへ。

お返事が遅くなって、ごめんなさい。
原稿、終わりました!

そうですよね。おじさんは聞いてほしかっただけなのかも。
辛くて、仕方なかったんだと思います。
私達には、記憶して、忘れないでいる事しか出来ないけれど、
それが、すごく大切な事だと思います。

ちかどんさんのご主人は枚方なのですね。
私は、寝屋川に長く住んでいましたよ。
すごいご近所です。

チョミさんへ。

返事が遅れてごめんなさい!
原稿おわりました。

チョミさんの言うとおり
感情って、コップにたまる水みたいなもので
たまたま、私が溢れさせてしまったんだな、と思います。
おじさんの気持ちも分かるし。
お店、再建されているといいなーと思います。

震災では、チョミさんが辛い思いをされた事を
チョミさんのブログで読みました。
私も震災を記憶して、忘れずにいようと思っています。
プロフィール

fukuyaneko

Author:fukuyaneko
こんにちは。
松尾しよりです。
マンガを描きながら、
猫3匹と暮しています。

2012年から、
会津親善大使をさせて頂いております。
皆様、
会津に来らんしょ。

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